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2ndアルバム「ETERNO」より加古 隆 「明日への遺言」に込めた思い・・・

こんばんは。


今日は、アルバムの最後に収録されている加古 隆 さんの「明日への遺言」についてです。



加古 隆は、日本の現代作曲家であり、映画音楽やドラマ音楽、コンサートピースなど幅広いジャンルで活躍しており、彼の音楽は、聴く人々の心に深い感動をもたらすことで知られています。


「明日への遺言」は、2008年公開の同名の映画『明日への遺言』のために作曲されました。

この作品は、昭和23年の戦後日本を背景に、アメリカによって元東海軍司令官の岡田資中将がB級戦犯として裁かれる過程と最後の日々を描いています。

戦争の傷跡を乗り越える人々の姿が描かれ、加古隆の音楽はそのテーマを深く支える重要な役割を果たしました。



柔らかな旋律と力強く劇的なパートが交互に現れ、聴く人に印象を与えるこの曲は、まるで過去の人々の想いや感情が、静かに私に語りかけてくるかのように思えます。

悲しみや喜びといった深い感情が曲の中に静かに脈打ち、そのすべてを受け継ぐかのような旋律が、心の奥深くに染み渡ってきます。

優しくも力強い旋律が、私の中に刻まれた過去の傷や痛みをそっと癒し、心に小さな希望の灯をともしてくれるかのように前へ進むための確かな力を与えてくれるのです。


私はこの曲を奏でながら、未来への希望と平和の願いが世代を超えて続いていくことを祈らずにはいられません。


音楽が繋ぐこの想いが、どこまでも広がり、私たちの心に静かで確かな力を宿してくれることを願っています。



白い紫陽花

そして、このアルバム「ETERNO」では、ラターの「永遠の花」と、ピアソラの「オブリビオン」を対になるように選びました。


どちらの曲も「忘却」と「再生」をテーマにしており、深く結びついていると感じます。


「オブリビオン」は、喪失感や悲しみの中から新しい希望や再生の可能性を示し、過去の痛みを静かに手放し、新しい自分を見つけるきっかけを与えてくれます。


一方、「永遠の花」は、過去の出来事や失われた人々の記憶を大切に抱きしめ、その想いを未来へと紡いでいく曲です。


過去の出来事や人々の想いに心を寄せながら、自分自身の中にある希望や願いを感じてみてください。


これらの曲の響きが、皆さまにとって優しい道しるべとなりますように。



 


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