初めてピアソラを聴く方へ
For the first time
ピアソラを知らなくても、タンゴに詳しくなくても、クラシックに慣れていなくても大丈夫です。
まずは、曲ごとに移り変わる表情や、ピアソラならではの哀愁、熱、緊張感に触れていただけたら嬉しいです。
踊るタンゴの熱を残しながら、聴く音楽としても広がっていったピアソラの音楽を、フルートとピアノでお届けします。
ピアソラとは
Astor Piazzolla
アストル・ピアソラ
アルゼンチン出身の作曲家であり、バンドネオン奏者です。
伝統的なタンゴに、クラシックやジャズの要素を取り入れ、踊るためだけではない、聴く音楽としてのタンゴを広げていきました。
当時、その音楽は必ずしもすぐに受け入れられたわけではありません。
けれどピアソラは、タンゴの情熱やリズムを大切にしながら、新しい響き、新しい表現へと向かい続けました。
情熱的なリズム、鋭い響き、深い哀愁。
その音楽には、タンゴの熱だけでは語りきれない表情があります。
ひとつの言葉では語れない音楽
Nuevo Tango
踊るためだけではない、聴くタンゴへ。
ピアソラの音楽は、 明るく美しいだけでは終わりません。
かっこよさの中に哀愁があり、 激しさの奥に、暗さや祈りのような響きがある。
タンゴの熱、クラシックの緻密さ、ジャズの自由さ。
いくつもの要素が重なっているからこそ、 一曲ごとに空気が変わり、感情の表情も移り変わっていきます。
今回のリサイタルでは、 そんなピアソラの複雑な表情を、 フルートとピアノの二人で描きます。
綺麗なだけではないから、私は惹かれる。
Why Piazzolla
哀愁、美しさと暗さが、ひとつの音楽の中に同居している。
無理に明るく励ますのではなく、複雑な感情を、複雑なまま音楽にしている。
明るさだけでは届かないところまで、音楽が降りていくような感覚。綺麗なだけではないから、私はピアソラに惹かれるのだと思います。
その深さに向き合いたくて、このプログラムを選びました。
なぜピアソラなのか
京都から、北九州へ
Kyoto → Kitakyushu
昨年、京都でオール・ピアソラのリサイタルを行いました。
一曲ごとに表情を変えるこのプログラムに、あらためて深く向き合った時間でした。
今年はそのプログラムを、北九州でお届けします。同じ曲を演奏するからこそ、その日、その場所でしか生まれない響きがある。
京都から北九州へ。響ホールで、ピアソラの一夜をお届けします。

フルートとピアノで向き合うピアソラ
今回のリサイタルは、 フルートとピアノ、たった二人でピアソラに向き合います。大きな編成の響きを再現するのではなく、 旋律、リズム、響きの輪郭が近くに感じられるように。
Flute & Piano
シンプルな編成だからこそ、 音の動きや呼吸の間、リズムの鋭さが、 はっきりと立ち上がります。
フルートは、歌うように旋律を担い、 ピアノは、リズムと響きで音楽の骨格を立ち上げる。
ピアノは伴奏にとどまらず、 音楽の空気や場面の変化までも支えていきます。
二人の呼吸と響きで、 ピアソラの世界を描いていきます。
Flute
歌うように、旋律を担う
フルートは、ピアソラの旋律を歌うように描いていく。哀愁も激しさも、ひと息のなかにのせて。
Piano
リズムと響きで、骨格を立ち上げる
ピアノは、タンゴのリズムと和声で音楽の土台をつくる。鋭く、深く、二人の世界を支える。
主な演奏予定曲
Program
Oblivion
Libertango
Histoire du Tango
Le Grand Tango
Violentango
Adiós Nonino
ほか
※曲目は変更となる場合がございます。
From the Artists
Flute — 可愛
綺麗なものだけではなく、うまく言葉にできないものまで、音にしたい。
昨年、京都でこのオール・ピアソラのプログラムを演奏したあとに残っていたのは、達成感と、ほんの少しの悔しさでした。
葛藤、愛、哀愁、諦めきれなさ。一度向き合ったからこそ、ピアソラの音楽に流れる複雑な感情が、前よりも深く見えてきた気がしています。
人生には、ひとつの言葉では言い切れない感情があります。いろいろなものが重なっているからこそ、人は複雑で、面白い。
ピアソラの曲には、その複雑さを無理にまとめず、そのまま音にできる強さがあると感じています。
今回の北九州公演は、私にとって、この音楽にもう一度深く向き合う、大切な節目です。技術、音色、間、二人の呼吸、そしてそこから生まれる表現まで、ていねいに音で描いていけたらと思っています。
10年近く一緒に演奏してきた津田さんとは、音楽の中で積み重ねてきた信頼があります。
フルートとピアノ、たった二人で、その瞬間に生まれる音を確かめながら、ピアソラの世界に向き合います。
この夜の音が、聴いてくださった方それぞれの心に、それぞれの物語として残りますように。
Piano — 津田 崇博
今回のプログラムは、今しか絶対聴くことのできないプログラムです。
オールピアソラプログラムと聞いて、どんなものか想像しにくいかもしれません。
どんなものかというと、プログラムの全てをピアソラの曲で構成しているものになります。
ピアソラという作曲家はメジャーな方ではないですが、曲を聞くと、「あっ!この曲聞いたことある!」という作曲家の一人だと思います。
彼の一番の功績はクラシックとタンゴを融合し、彼にしか出せなかった世界観を表現していることです。タンゴのリズムに美しくロマンに溢れた華麗なメロディー、さらには技巧的な部分も持ち合わせており、情熱的な音楽は心が熱くなり、圧倒されます。
このピアソラにしかない魅力を、世界観をお伝えしたい!そんな想いで今回のオールピアソラプログラムをしようと思いました。
なぜこの年齢でこのオールピアソラプログラムをしたいと思ったかというと、歳を重ねれば重ねるほど確実に演奏ができなくなるからです。
ピアソラはバンドネオン奏者でもあったため、ほとんどの曲は本来バンドネオンで奏されるものです。だからこそ、ピアノで演奏する時は特殊な奏法で演奏しなければなりません。
さらに基本的には4人ぐらいで演奏する曲が多いですが、フルートとピアノのみで演奏するのは双方の負担が大きく、体力的な部分でもいつ演奏できなくなるか分からない。
今しかできない!そう思ったからです。今後も1、2曲取り出して演奏することはあっても、今回のプログラムは今しか絶対聴くことのできないプログラムです!
Artists
出演者
可愛

東京都出身。洗足学園音楽大学フルート専攻卒業。
3歳でミュージカルの舞台に初出演し、幼少期より音楽と舞台の世界に親しむ。
12歳よりフルートを始め、前田美保氏、佐藤大祐氏に師事。
2010年、ミュージカル『光からのメッセージ』にてフルートの初舞台を踏み、同年、伊勢神宮にて奉納演奏を行う。
2017年に1stアルバム『fantasy』をリリース。
2018年には福島チャイルドサポートコンサートツアー、日本×スペイン国交150年記念コンサートツアーに参加。
2021年にはピアニスト津田崇博10周年記念リサイタルにゲスト出演。
2024年には2ndアルバム『ETERNO』をリリース。
現在はフルーティストとして演奏活動を行いながら、舞台で培った表現力と、音への深い感性を軸に、幅広い作品に向き合っている。
津田 崇博

北九州市若松区出身。8歳よりピアノを始める。
昭和音楽大学器楽学科ピアノ演奏家コース、同大学大学院修士課程修了。第29回福岡県高等学校音楽コンクールピアノ部門金賞並びにグランプリ、第8回ヴェルデ音楽コンクールピアノ部門銀賞並びにヴェルデプレスティージュ(総合第2位)、ザルツブルク=モーツァルト国際室内楽コンクール2018特別賞、他多数受賞。北海道、フィンランド、イタリア、フランスにてマスタークラスを受講、演奏会に出演。
2011年デビューリサイタルを開催後、全国各地にて多くの公演に参加。
これまでに5枚のアルバムをリリースし、3枚のアルバムにてピアノを担当。歌曲・オペラ伴奏や室内楽での活動も多い。また音を香りで表現した香水をプロデュースしたり、色を音で表現した公演を行ったりと、音楽以外の分野と絡めた活動もしており、他にもラジオ等のメディアに出演するなど活動は多岐に渡る。30歳の節目に音源配信を行うファンクラブを始動。
これまでにピアノを津山美紀、三谷温、大久保きよみ、ビリー・エイディー、室内楽を河野有香、泉谷絵里、尾崎有飛、オペラ伴奏を浅野菜生子、声楽を小山陽二郎、エレクトーンを海津幸子の各氏に師事。 2020年ミス・ジャパン山口大会、ビューティーキャンプ講師(2020年6月〜7月)
現在、ピアニスト活動の傍ら、若松区にて音楽教室を運営。一般社団法人アーツスプレッドアーティスト。九州共立大学非常勤講師。 ヴェルデ音楽コンクール、エリーゼ音楽祭各審査員。北九州音楽協会、演奏表現学会、九州公私立大学音楽学会、一般社団法人全日本ピアノ指導者協会各会員。
Ticket
チケットのご案内
日時
2026年8月8日(土)
開場 17:30 / 開演 18:00
会場
〒805-0062 福岡県北九州市八幡東区平野1-1-1 国際村交流センター内
出演
可愛(フルート)津田 崇博(ピアノ)
料金
前売 3,000円高校生以下 2,000円 / 当日 3,500円 (全席自由)
※やむを得ない事情により、曲目等が変更となる場合があります。
※お買い求めいただいたチケットのキャンセル・変更はいたしかねます。
※会場での録音・録画・写真撮影は固くお断りいたします。
学生無料招待枠について
Free seats for students
本公演では、学生の方を対象とした無料招待枠をご用意しています。次世代へ音楽を届けたいという想いから設けた席です。
学生本人と、保護者1名まで同伴可能です。
お申し込みの際は、必ず備考欄に「学生氏名」と「同伴保護者氏名」をご記入ください。
入場時に学生証をご提示いただく場合があります。
記入漏れがある場合、確認のため入場にお時間をいただく可能性があります。
学生招待枠チケットの譲渡・転売は禁止です。
保護者のみでの入場はできません。必ず学生本人と一緒にご来場ください。
定員に達し次第、受付終了となります。当日はスタッフの案内に従ってご入場ください。
Q & A
よくあるご質問
Q . ピアソラを知らなくても楽しめますか?
はい。初めて聴く方も大歓迎です。 知識は必要ありません。曲ごとに移り変わる表情や、ピアソラならではの哀愁、熱、緊張感に触れていただけたら嬉しいです。
Q . タンゴやクラシックに詳しくなくても大丈夫ですか?
大丈夫です。 予備知識がなくても、安心してお楽しみいただけます。
Q . 服装に決まりはありますか?
特にありません。 かしこまらず、いつもの服装でお越しください。
Q . 一人で行っても大丈夫ですか?
もちろんです。 お一人でお越しになる方も多くいらっしゃいます。
Q . 拍手のタイミングが分かりません。
曲が終わって、自然と拍手が起きたタイミングで大丈夫です。
難しく考えず、お楽しみください。
Q . 学生無料招待枠はありますか?
はい。学生の方を対象とした無料招待枠をご用意しています。 学生本人と、保護者1名まで同伴可能です。お申し込みの際は、必ず備考欄に 「学生氏名」と「同伴保護者氏名」をご記入ください。詳しい条件は「学生無料招待枠について」をご確認ください。
Q . チケット購入後のキャンセルはできますか?
恐れ入りますが、ご購入後のキャンセル・変更はいたしかねます。 内容をご確認のうえ、お申し込みください。
